抗火石の鉢 工房はやちね

【工作室】 このページでは、抗火石鉢の加工方法を紹介しています

■工具
 ここで必要な工具は、下の写真の3種類です。 上から、「かなづち」「タガネ」「レンガ用ノコ」
 ホームセンターなどで入手できます。

外気温

■加工前の抗火石鉢

 通常市販されている抗火石の鉢は、とりあえずそのままでも使える形に加工されて売られています。 でも、ちょっと手を加えることによって、あなただけのオリジナルデザインに生まれ変わります。
 ここでは、わかり易いように立方体の鉢から加工してみました。

加工前の抗火石鉢

■形を変える

 大きく形を変えるには「レンガ用のノコ」を使って余分な部分を切り取ったり、切れ込みを入れたりして好みの形状にします。

余分な部分の切り取り

 加工作業前に抗火石鉢に水を含ませておくと、切り屑が飛び散りません。

切り取り後


■表面の加工

 上記の加工後の抗火石の表面は人工的な直線です。 また市販の抗火石鉢を部分的に手直しする場合なども、下の方法で行います。

表面加工1

 余分な突起や、角、を「タガネ」を使って削ります。 このとき写真のような取っ手付の「タガネ」が使い勝手が良いです。

表面加工2

 形や質感は自生地のイメージに合わせて、「荒々しい凹凸」や「滑らかな感じ」に調節します。

表面加工3

 より滑らかな表面に加工するには「タガネ」で荒削りした後「金槌」でたたきながら形を整えます。

表面加工4

 人工的な丸みや、円筒形の鉢を作成する場合は上記の加工を終えた後で、散水しながらコンクリートの表面などをヤスリ代わりに研磨します。 この場合くれぐれも自宅敷地内で行いましょう。
 公共の道路や側溝に削りかすを流すようなことは慎みましょう。 敷地内に環境が無い場合は、荒めのヤスリなどで加工します。

抗火石の鉢トップページに戻る

■抗火石鉢の加工
 抗火石の原石からの製作には、ある程度の技術や電動工具などが必要となります。
 ここでは、市販されている抗火石鉢を、”オリジナルデザイン”に加工する方法を紹介しています。
 もし抗火石の原石から加工する場合は、まず手ごろな大きさに割り、レンガ用ノコなどで形を整えます。
 電動ドリルなどにコンクリート用ビットを取り付けて、植え込み部分に大雑把な穴を掘ります。
 電動ドリル用の回転砥石(石材用)で、植え込み穴の形を整えた後に、このページで紹介している方法で仕上げをします。


































































■作品 1
   (ダイモンジソウ)

ダイモンジソウ

 「タガネ」だけを使用して削りだした作品。
 立方体の人工的な形を残しつつ、荒々しく削った岩肌の抗火石の鉢に、深山の渓谷の岩などに着生する「ダイモンジソウ」を植えつけてみました。








■作品 2
    (サギソウ)

サギソウ

 滑らかな円筒形の抗火石の鉢に植えつけた「サギソウ」
 本来「岩場」とは無縁の湿地に自生する「サギソウ」もこんな石の鉢に植え込むと、ちょっといい感じだと思いません? もちろん抗火石の冷却効果の「おまけ」つきです!